多くの高齢者は子供や他の人に迷惑をかけまいと自宅で生活することを望みます。その一方で高齢者の事故の多くは住宅内で発生しています。

家庭内の事故とは

データで見る高齢者の事故

厚生労働省の統計で「家庭内の不慮の事故」に関する統計データがあります。以下、65歳以上の高齢者を抜粋した資料です。

               2009年人口動態統計資料より

高齢者の事故で思いつくものは「転倒・転落」「誤嚥などの不慮の窒息」ですが統計によると

「不慮の溺死・溺水」が多いことがわかります

溺死・溺水の項目の中でも「浴室内での溺死・溺水」が約9割となっています。浴室内で体調変化が起こり溺水することが考えられます。

浴室内の事故

冬に多く起こり、浴室や脱衣所の室温と浴槽内の湯温の温度差を背景とする血圧の急変動の結果起こると予測されます。

また、浴室内はすべりやすく浴槽内への出入りがあるため転倒などの事故も起こりやすいと考えられます。これらを未然に防ぐための対策の一例をあげます。

■体調がすぐれないときははいらない■浴室と脱衣所の温度差を少なくするための工夫。脱衣所の暖房や浴槽のふたを開けシャワーで事前に温めるなど■入浴前後に十分な水分補給をする■浴槽からあがるときはゆっくりとあがる。(急に上がると血圧が下がりたちくらみを起こす)■手すりをつける(浴槽に取り付けるタイプもよい)■湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までにする■非常ボタンなど急な体調変化を家族に知らせる手段を確保する

トイレでの体調変化

トイレでも浴室と同様に寒暖の差があったり血圧の急変動が起こる可能性があります。転倒や体調の急変の備えとして手すりや非常ボタンを設置を行い対策を行いましょう。

ライフディフェンス・エアで出来ること

浴槽端に据え置きした事例

ライフディフェンスエアのオプションには浴室対応のワイヤレス非常ボタンをラインナップしています。防滴仕様になっているため、水滴がかかっても使用可能です。

軽量なので浴槽近くの壁に設置することも可能です(両面テープで取付け可能)

ワイヤレス通信なので浴室に限らず、脱衣所やトイレ、寝室にも設置できます。

高齢者の急な体調不良時、非常ボタンを押すことでご家族に知らせることができます。また、電話通報機能もあるので離れて暮らすご家族に非常を知らせることもできます。