消防庁のR4年1~12月の統計データより住宅火災の現状を知る。

住宅火災とその原因

住宅火災における死者の出火原因別 死者数の内訳は以下である。

出典:R4年消防庁統計資料

たばこ・ストーブと「配線・配線器具」が多いことがわかります。

火災に関して「たばこ・ストーブ・コンロ」に注意とよく言われていますが

「配線・外線器具」が火災の原因になっていることを知っておきましょう。

配線・配線器具の火災に注意

近年のオンライン会議やテレワーク普及により配線器具の使用が増加していることもあり

配線器具を原因とした火災も増加している。

NITE資料参考

発火の原因はなにか

家庭内のほこり、水分の付着による「トラッキング現象」が多い。

トラッキング現象とは付着したほこりや水分により電気の通り道が生成され、異常発熱する現象です。

コンセントや延長コード、テーブルタップなどに電源プラグを長期間差し込んだままにしていると

コンセントや電源プラグの周囲、隙間にほこりや水分が付着します。

この状態で使用すると、付着したほこりと水分によって電源プラグ栓刃の間に微弱な電流が流れる状態となり

火花放電が繰り返されます。

その結果、電源プラグの樹脂部分が徐々に炭化していき電気の通り道が形成され

そこに電流が流れることによって異常発熱し、発火へと至ります。

NITE資料参考

その他の原因

配線器具に表示される、最大消費電力を超過して使用することによる発熱、発火。

接続する電気製品の消費電力を取扱説明書などで確認し

各電気製品の消費電力合計が配線器具の最大消費電力の許容内であるかを必ず確認します。

NITE参考資料

※一般的に住宅の壁に設置されたコンセント(2口)は最大消費電力1500Wまでとなっていることに注意

配線コードの劣化(曲げ含む)にも注意が必要です。

見た目ではわからないこともあるのでコードを触ってみて異常発熱がある場合は劣化による

断線、ショートも想定できますので使用を中止します。(新しい製品と交換する)

注意すること

・コンセントはしっかり差し込まれ、隙間がないか(ほこりがないか、ある場合取り除く)

・差込みプラグが変形していないか、異常発熱はないか(すぐに新品に交換必要)

・配線器具コードに無理な曲げや重量物などの下になっていないか(断線、ショートの原因)

簡単に設置できるテーブルタップや延長コード、火災の原因にもなり得ることがあることを知っておくことは重要です。

コードの劣化などでは時間をかけて発熱が進行することもあります。

「ライフディフェンス・エア」で出来ること

夜間、就寝中などに煙が上がった場合など、火があがる前に気づき対処することが重要です

住宅火災での「逃げ遅れ」を防ぐために、火災警報器は警告音で異常を知らせます。

「ライフディフェンス・エア」ではこの火災警報器と連動してさらに大音量で異常を知らせるため、就寝中でも「逃げ遅れ」を防ぐ効果が高いのです。

さらに警告灯付きサイレンを設置すると、フラッシュと警告音で視覚・聴覚に伝えることができ効果が高い。

LD96:警告灯付きサイレン

この警告灯付きサイレンの音量は約120dB

この音量はジェット機の近くの騒音レベルとよく表現されています。

外出時でも異常時は電話通報で知らせる

たばこの不始末、電気機器の配線劣化など万が一、外出中に火災警報器が異常を検知した場合も

「ライフディフェンス・エア」と連動していれば、火災になる前に対処できる可能性があります。

外出先でも音声メッセージで異常をしることができる