デイサービスを隣接する、高齢者支援住宅のみまもり事例。建物のワンフロアはデイサービス、ワンフロアは高齢者用の賃貸住宅。オーナーが契約居住者の高齢化にともない「みまもり」の検討をされた。

高齢者の事故

こちらの高齢者支援住宅では一人暮らしで不安のある高齢者、介護施設や老人ホームはまだ早いという高齢者をサポートしながら安心して暮らしてもらうことをコンセプトとしている。

しかしながら、入居時は健康であっても年を重ねると入居者の健康面や事故などに不安がある。認知症になり外出して帰ってこない/部屋の中での転倒事故で動けない/お風呂などの溺水事故 などが考えられます。

これらの不安事項をなんとか解決したいと、オーナーはまず警備会社に相談されました。

みまもりの方法は

警備会社の見守り内容は、高齢者のライフリズムを監視する方法です。これは弊社のシステム「ライフディフェンス・エア」と同じ方法です。トイレなどの扉に開閉センサーを設置し、長時間トイレの扉の開閉がないと異常と検知する方法です。

警備会社のシステム

長時間トイレの扉が開閉しない場合には、警備会社に電話回線を使用し連絡がいきます。警備会社のガードマンが現場に駆け付け対応します。月額5000円程(5年契約)

「ライフディフェンス・エア」

長時間トイレの扉が開閉しない場合には、あらかじめ登録した通報先(見守る人)の電話に異常を知らせます。通報先と本体通報装置は自動でハンズフリー会話が可能となります。初期機器導入費用のみでランニングコスト不要。約17万円(2834円×5年で計算※比較のため表示)

シンプルな「ライフディフェンス・エア」

このオーナー様は万が一、異常の際の通報先は別途契約したコールセンターに連絡し、対応してもらうことを検討している。

この場合は、警備会社に一度連絡が行くシステム(警備会社)よりも直接対応するコールセンターに通報が行く「ライフディフェンス・エア」を使用したほうがシンプルでよいと判断されました。毎月の支払いがなく、コスト的にもメリットがあります。

固定電話がない時はどうするか

「ライフディフェンス・エア」は異常時に固定電話を使用して登録先に通報を行うため、設置場所には固定電話回線が必要となります。近年スマートフォンの普及により、固定電話を持たないご家庭が多くなりました。この状況に対し、ご家庭内にインターネットができる環境が整ってきています。

その場合は、インターネット会社のオプションである光電話、IP電話を契約していただくことで解決します。費用は月額500円程度と導入しやすい。

インターネットの環境もない場合はどうするのか?ここで紹介するのはソフトバンクが提供するサービス「おうちのでんわ」このサービスは固定回線は必要とせず、機器を設置するだけで一般電話機が使用できます。この機器を使用すると「ライフディフェンス・エア」を使用できます(通報動作確認済み)サービス価格も安価でよい。月額500円(ソフトバンクユーザー)ソフトバンクユーザー以外月額980円

「おうちのでんわ」と「ライフディフェンスエア」を接続した例

オーナーもこのサービスを使用できることがわかり安心されたようです。

通報先で通報を受けた場合「ライフディフェンス・エア」は音声メッセージで番号を通知し入居者を特定できるため便利です。

メッセージ例:こちらは①です。ゼロボタンを押してください。

メッセージ例:こちらは080●●●●●●●です。ゼロボタンを押してください。

 

みまもりの内容と操作

夜10時から朝6時までをお休み時間としています。この時間帯はみまもり監視を行わない時間です。

朝6時からの16時間をみまもりの時間としています(8時間と16時間の選択式)この時間内にトイレの扉などに設置した開閉センサーが検知しない場合は、異常と判断し「活動を確認できません」と通報先に音声メッセージで知らせます。

操作方法

入居者が操作を行うのは下記のような時。

朝6時から夜10時までに帰宅できない場合です。たとえばご家族と1泊で旅行にいくときなど。この時は「ライフディフェンス・エア」を「警備」状態にします。操作は本体コミュニケーター、リモコンで操作可能です。※防犯警備用のセンサーを設置している場合はセンサーは警備状態になります。

帰宅したら必ず「解除」操作を行います。この操作をしないと「みまもり」機能は再開されませんので注意が必要です。

リモコン

みまもりに使用した製品

●スマートセット(本体通報装置、リモコン)●窓ドアセンサー×1(トイレ開閉検知用)

とてもシンプルな構成で安価に導入可能です。追加オプションの火災センサーなどを組合せるとさらに安心です。