高齢者のお風呂事故
高齢者の事故で思いつくものは「転倒・転落」「誤嚥などの不慮の窒息」であるが統計によると
「不慮の溺死・溺水」が多くその中でも「浴室内での溺死・溺水」が多い。
湯船につかっていて、意識が薄れるなど危ないと感じたときは
「すぐに浴槽の栓を抜く」溺死・溺水を防ぐ、日ごろからお風呂に入っているときに調子が悪くなったら栓を抜くことを意識することが大事。
様々なことを想定しておくことが重要
「浴槽の栓を抜く」
特に入浴中に体調が悪くなったということもなく
しらない間に浴槽の上部にある栓を開放するボタンを押してしまったのだ
もちろん、浴槽内のお湯はすべて抜けてしまった。
さあ、浴槽からいつものように出ようとするが・・・浴槽から出れないということが起きた。
何が起こったかを考える
「あっ! そうか」ということであった。
出れない原因
いつもは浴槽近くの手すりなどを使用して浴槽への出入りを問題なく行っているが
浴槽内の水がない状態では、どんなに頑張っても出れないのだ。
これは「浮力」が問題。
浴槽にお湯が溜まっている状態であれば「浮力」が働き、膝を曲げると簡単におしりが持ち上がり
立ち上がることができるが、お湯がないとどうだろうか。
「浮力」は働かずおしりが上がらない状態になる。
お湯を再度、入れればよいのだが「お湯はりボタン」が届かない。
浴槽縁に置いていた、忘れていた「ワイヤレス非常ボタン」を思い出して
ボタンを押して非常連絡を行った。
ライフディフェンス・エアのみまもり
「ライフディフェンス・エア」から非常ボタンが押されたことを知らせる発報があり対処できました。
もし、非常ボタンがなかったら。誰かがお風呂場にくるまでわからなかったことでしょう。
お風呂場での事故は、高齢者の体調不良だけでなく様々なことを想定しておくことが必要です。
また、お風呂場から外部への連絡手段を持つことが重要であることがわかりました。
高齢者と離れて暮らしていた場合でも「ライフディフェンス・エア」は非常ボタンを押した際には
みまもる方に電話通報を行うので、その後の対応が迅速に行えます。