令和3年統計資料

令和4年度版警察白書より令和3年度の都道府県別刑法犯の認知件数、検挙件数人員が記載されている。

特に窃盗犯のうち「侵入盗」の認知件数について、紹介する。

皆様のお住いの地域の状況を知り、防犯対策を行いましょう。

侵入盗とは

住宅などの建物に侵入して金品を盗む犯罪で、空き巣や忍び込み、居空きなどがある。

詳しくは以前紹介したブログをご覧ください。

ランキング

埼玉県がワースト1位です。(前年度もワースト1位)

特に警戒が必要です。

あとは同じ県が上位に行ったり下がったりと前年度も順位が移動し

ここに取り上げたところにお住まいの方は、防犯意識を高めることが必要です。

埼玉県なぜ多いのかを考える

さいたま市は東京都心部から20-40km圏、東京都心とは複数の鉄道や自動車専用道路、国道などの幹線道路で結ばれており、人の移動も物流も多い。

短時間で多方向に移動ができることが要因になっていると推測できる。

これは侵入盗の上位にランキングされていた他の都道府県にも該当する。

イメージ写真

道路が各方向に整備されており、すぐに遠くへ逃げることができる。

泥棒にとっては都合がよいのだ。

 

防犯意識を高めることは重要であるが「防犯対策」何をしたらよいのか不安ですよね。

令和4年の侵入手口に関する統計データを参考に対策を考えていきましょう。

侵入手口を知り、対策を考えることが重要

令和4年の侵入窃盗の手口に関する統計資料を紹介する。

出典:警察庁統計資料

1位は無締り(無施錠)

施錠が基本です。ゴミ出しでちょっとそこまでだから・・必ず施錠しましょう。

マンションなどの共同住宅においては、建物のオートロックがあるからと油断してはいけません。

オートロックを回避する方法を泥棒は知っています。

(参考ブログ:集合住宅の防犯)

コンビニにいくときも必ず施錠しましょう。

2位はガラス破り

一般戸建て住宅や3階建て以下の共同住宅においては、ガラス破りが多い。

通りから見えない死角、共同住宅では低階層のベランダなどに侵入しガラスを破り侵入する。

(参考ブログ:ガラス破り)

警戒重点箇所です、必ず対策を行いましょう。防犯対策の第一歩、補助錠の設置や

ホームセキュリティ「ライフディフェンス・エア」を設置することでさらに強化することが可能です。

「ライフディフェンス・エア」はガラスを破って住宅内に侵入した瞬間に大音量の警告音で侵入者をイカク、外部に異常を通報するので警察に対応を依頼するなどの次のアクションが取りやすい。

3位は合かぎ(戸建住宅/3階以下の共同住宅)

「合かぎ」家族がすぐに家に入れるようにどこかに「カギ」を隠していませんか。

 

どこに隠しているのか泥棒は見ていますよ

カギを見えるところにポンっと置いていませんか。机の上に置いて席を離れることは非常に危険です。

鍵に刻印さてているNo.がわかると、合鍵を作成される危険性があります。

現在スマートフォンのカメラ機能の高性能化に伴い、遠くからでも簡単に鍵のNo.が確認できる可能性があり、鍵の取扱いには注意が必要です

「防犯対策」何をしたらよいのか。このように侵入の手口を知ると対策を考えることができます。

しっかりと防犯対策を行いたい時は、地域の防犯専門家に相談することをお勧めいたします。

(参考ブログ:防犯設備士)